環境設定
環境設定は、主に Ziu が稼働する環境を判定する為の設定をします。
ロードポジション
以下のロードポジションに配置し、順に読み込みが処理されます。
同名の定義は、後方優先で上書きされます。
core/conf/env.php
: Ziu コア標準に用意されているもの (変更不可)apps/_conf/env.php
: アプリケーション全体で共有するものapps/(アプリケーションフォルダ名)/_conf/env.php
: アプリケーションごとに用意するもの
環境設定は、Ziu 内部で利用します。ヘルパー関数を用いる必要はありません。
設定方法
ファイル名は env.php
で作成、記述は配列で返します。 return array();
環境判定
環境判定の方法は、3種類あります。
項目 | 設定値 | 内容 |
---|---|---|
物理パス判定 | main_path | 定数 ZIU_MAIN_PATH の値で判定します |
直接指定判定 | indication | 文字列で直接指定した内容で判定します |
環境変数判定 | env_var | 環境変数 $_ENV の値で判定します |
環境判定の結果は、ヘルパー関数「is_dev()
」の戻り値で取得します。
TRUE なら開発環境(development)、FALSE なら本番環境(production)と識別する
環境判定方法の設定
'decision_of_development' => 'env_var',
環境判定する方法を main_path
indication
env_var
の中から指定します。
物理パス判定
'main_path_for_development' => '/var/www/vhosts/dev.sample.jp/www/ziu/',
'main_path_for_production' => '/var/www/vhosts/sample.jp/www/ziu/',
物理パス判定 main_path
を指定の時に使用します。それぞれの物理パスを指定します。
定数 ZIU_MAIN_PATH
は最後にスラッシュ /
が付加されるので、指定には末尾のスラッシュに注意して下さい。
シンボリックリンクが含まれる場合は、実際の物理パスを指定する必要があります。
直接指定判定
'indication_of_environment' => 'development',
直接指定判定 indication
を指定の時に使用します。直接 development
か production
を直接指定します。
環境変数判定
'env_var_name' => 'ZIU_ENV',
'env_var_for_development' => 'development',
'env_var_for_production' => 'production',
環境変数判定 env_var
を指定の時に使用します。
env_var_name
- 環境変数名を指定します。env_var_for_development
- 開発環境(development)の環境変数に含まれる値を指定します。env_var_for_production
- 本番環境(production)の環境変数に含まれる値を指定します。
デバッグ動作モード指定
'debug_mode' => FALSE,
動作モードとして、cli
又は web
を指定できます。 FALSE は、デバッグ動作モードが無効になります。
PHPエラーログの出力パス指定
'php_error_log' => ZIU_MAIN_PATH . 'logs' . DS . 'php-error_log.' . date('Ym') . '.php',
PHPエラーログ出力パスを指定します。
Ziu
のエラー処理でハンドリングできなかったPHPエラーログが出力されます。
詳しくは、Ziu
のログ出力を参照して下さい。